2004年度テーマ

チーム

今年度のテーマは「チーム」です。

人が長く同じ場所にいると、いろいろな磁場が生まれます。
同じ団地、同じ学校、同じ部活、同じサークル、同じ職場・・・
過ごした時間が人と人の間に生む、見えない糸のようなもの、ネットのようなもの、
なにやらネバネバした「雰囲気」こそ僕は大事だと思っています。
どんな人とも、その人としか築けない関係性があって、
それが他の誰と作るものとは違うものにしたい・・・と願っています。

そして、その空気を持つ集団を「チーム」と呼んだりするのかもしれません。
スポーツの世界では分かりやすいでしょう。
でも、ここでいうチームはそういうルールで決められたチームではありません。

女子柔道、谷亮子はスゴイ個人だけれど、ある意味だんなとはもっと強力なチームで
す。
敵いません。あの2人がかもし出す、相手を脱力させるほどのリラックスムード。
プライベートの何を見ても、見ている側の精気を奪うほどの脱力ラブラブ。
でも、勝ちつづける彼女にとって、あの強制脱力空間は救いだったに違いありませ
ん。
どんな緊張やプレッシャーにも打ち勝つ、チーム。
間違いなくその力が、あの女の子には必要だったんだと思います。
だから、結婚したんだと。
大事なのは、日本代表というチームではなかったりするのです。

もっともっと見えない、空気や雰囲気で支配されたチーム。
人が集まって、そこにひとつのチームを作り出し、独特の力を持って、世の中を突き
進む。
そんなチーム。

もちろん、いつもいつもそれがうまくいくわけではありません。
単なる同級生。
単なる仕事相手。
単なる近所の人。
そんな傍らを通り過ぎていくだけの関係の人だってたくさんいます。

でも、せっかく出会ったのなら、力になる関係を築きたい。
そんなにたくさんの人に出会うことができるわけではないから、
せめて今出会った人とは見たこともないようなチームを作りたい。
そう願っています。

人と人とが、距離をおくことで生み出される負の力が満ち満ちている現在の世界に向
けて。
もっと近づこう。
もっと寄り添おう。
もっと一緒にいよう。
そうすれば、そこに明るい世界を切り開く力がきっと生まれるはずなのです。